どう思いますか?
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あまりの卑劣さに言葉を失う。二〇〇三年、大阪府熊取町の吉川友梨さんが行方不明になった事件で、父親に捜索や保護を名目に、現金をだまし取ったとして、男女が大阪府警に逮捕された。 友梨さんを装ってメールを送るなど、巧みに持ちかけ、詐取した額は四年間で七千万円に上るとみられる。この間、大阪府警の被害者対策の担当者が父親と接触してきたが、金策が尽きるまで相談されなかった。 父親は自費で情報提供を呼びかけるポスターを作り、テレビの「超能力捜査」の番組にも出演した。行方不明から一年、二年…。節目のたびに繰り返し語っている。「世間から娘を忘れられたくない」。そのわらにもすがる思いに、犯人はつけ込んだ。今年五月には、家族に「一千万円出せば娘を返す」と脅迫状を送った別の男が逮捕されている。なんという世の中だ。 今回の詐欺事件を聞き、北朝鮮による拉致被害者家族会の横田滋さん夫妻は「少しでも可能性があれば、何でも用意する気になる。それが親です」と話した。横田さん夫妻も、えたいの知れぬ情報や金銭の要求に振り回されたことがあった。 その拉致問題では、きょう十六日までが北朝鮮人権週間である。先週東京で開かれたシンポジウムでは、神戸出身の拉致被害者、有本恵子さんの母嘉代子さんらが支援を訴えた。八十二歳の嘉代子さんは七日にも、神戸の街頭で「恵子はこの寒さの中でどんな気持ちでいるか」と声を震わせた。 関心を持ち続けてください、忘れないでください。そして事件の解決を-。親たちの懸命の訴えに耳を傾けてほしい。 私も拉致問題という国家的犯罪を絶対に許さない、全員救出に向けて一緒に闘うつもりで「大阪ブルーリボンの会」に参加させていただいています。 誘拐されたとき、暗い船底で必死に指の爪で「お母さん、助けて!」と泣き叫びながら爪が剥がれて血を流しながら引っかいて助けを呼んでいたと聞きます。 肉親だったらそんな子供を見捨てることができますか? 私は見捨てることはできません。 同じ日本人として一緒に闘うつもりです。
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