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2009年6月18日 (木)

どう思いますか?

 新型インフルエンザの流行は、 様々なことに影響を及ぼした。  横浜市に住む作家の五木寛之さんが神戸の講演会の冒頭で、 「神戸では、 犬もマスクをしているという噂を聞いた。 それを確かめたくて来た。 元町あたりを散歩していたが、 それはうそだとわかった」 という話をして、 会場に笑いが広がった。   犬にもマスクさせるという話は愛犬家なら、 そうしたかもしれないと思うと、 思いやりの気持ちも感じられるユーモアだ。  五木さんの話のタイトルは 「生きる」。  「書店には、 貧困コーナーが設けられ、 『蟹工船』 や 『罪と罰』 といった本が人気を呼ぶ。   私は今の大不況を500年に一度ほどのものと考えており、 人間の危機」 と切り出した。  一方では、 「 『蟹工船』 で厳しい労働実態は描かれているが、 大量の蟹が引き上げられてその場で加工される場面がほとんど見られない」 という話もあった。   「山川草木という周りの命に私たちがどれほど支えられて生きているかを自覚すべき。 これからは、 内省の時代。 胸を張って明るく生きることも必要だが、 大きなため息をつきながら、 人間中心の生き方を反省したい」 と結んだ。  開発、 発展という名のもとに人間は、 人間以外の生き物の命を奪って生きながらえている。  いわば罪深き人である。  現代は、 人間が住みよい社会をいかにつくるかということに力点が置かれている。   周囲の命とどう向き合い、 共生していくか、 そこが問われる時代でもある。   「ツバメ来て車の上に落ちる糞憤慨せずに静かにふき取る」。  

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