どう思いますか?
高校の時、「予餞会(よせんかい)」なるものがあった。
「餞」ははなむけ。
卒業してゆく3年生を送る宴だった。
もちろん「酒食」はなかったが、なつかしい思い出だ。
学校当局は、一定限度内で生徒の自主性を尊重していたようだった。
ある意味無礼講。
グループサウンズの全盛時である。
体育館にはエレキギターの音が鳴り響いていた。
もちろん、宴を楽しむ側には一定の節度があった。
海上自衛隊のはなむけは異常だ。
愛媛出身の3等海曹が15人相手の格闘で死亡した事件で、海自警務隊は教官ら4人を業務上過失致死容疑で書類送検した。
15対1の格闘は3曹の異動のはなむけだったとか。
海自は節度をわきまえていなかった。
15人が次々と1人にかかっていく。
結果的に死に至らしめた。
もはや訓練などとはいえずしごきそのものだ。
それも度を超している。
常軌を逸したはなむけに、隊員を駆り立てたものは何だったのか。
事件捜査とは別に真相の徹底解明が必要だ。
相撲部屋で起きた力士暴行死事件との類似性を考えざるをえない。
一般社会と隔てられた閉鎖性と上下関係。
時に大学や高校の運動部のしごきが表面化する。
ここにも同じような背景がありはしないか。
いずれも鍛錬や強化に名を借りた、陰湿ないじめの一種だろう。
われわれの社会がそれを容認し、醸成している側面はないか。
一人一人の問題として考えたい。
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